「よし、こんなもんかな」

なんか少し違和感あるな。ブレザーって着たことないから新鮮な気持ちだ。

「んじゃ行ってくる」

「行ってらっしゃい」

母親の声を後に俺は、歩いて3歩の美羽ん家に来た

ピンポーン....

「待ってたよ絢斗!いこっ」

「おう、行くか」

「行ってきまーす!」

「行ってらっしゃーい、絢斗君、美羽をよろしくね~」

「は、はい!」

美羽をよろしくか、なんか美羽の事任せられてるみたいで嬉しいな....////って何考えてんだよ!俺はバカか、こんな事今に始まったわけじゃないだろうが.....。

「どうしたの絢斗?顔真っ赤でお猿さんみたい~」

美羽は不思議そうに下から俺の顔を覗き込んでいる。

「ん...///なんでもない」

「えー、本当?」

クスクス笑うその表情はとても可愛らしいと思った

本当にコイツ....

カワイイな////

俺と美羽は昔から幼馴染み。

美羽はきっと、この先もずっとこの幼馴染みという一線の中でいると考えてるだろう

.......けど、

俺にある感情が芽生えた

それは....

美羽が好き

好き過ぎる.....。

そう、

俺は幼馴染みに、恋をしたんだ。