ひょこっと覗いた。 そこにいたのは……。 「佐野……?」 佐野が自主練していた。 走る姿は今まで見たなかで一番カッコよくて、言葉を失った。 ドクン ドクン また、胸が大きく鳴った。 「あれ?春田何してんの?」 佐野が私に気づいた。 「えっと、忘れ物しちゃって」 うまく顔を見れない。