アーサーは歳月から、私にロックオンを戻すと、超睨んできた。


そんな睨むなよ!!
なんなの!?目からビームでも出したいの!?


「ちょ…殴るのだけは……御勘弁…」





絞り出したような声で、私はアーサーに懇願した。



だって痛いんだもん!!

こいつグーで、拳で、私のヘッドに、攻撃してくるんだよッ!!!


痛いに決まってんだろ!!!



「…はぁ?何言ってんだ?誰がいつ殴るっつったんだよ。」

「つい数時間前に殴っただろ!!」



アーサーは思い出したのか苦い表情を見せた。



「良いから戻るぞ。もう授業始まってんだ。」


「私も行かなきゃ駄目なの?」

「当たり前だ。」



返事の早い事。ケッ( ・´ー・`)


私の膝の上に座っていたリリちゃんが、歳月の元に戻ってしまった。


あぁ、名残惜しい…。


( ´ . _ . ` )シュン



「何時までしょげてんだ。行くぞ。」


アーサーは私の手を取ると、ぐいぐい引っ張って行った。


歳月が黄色い帽子を深くかぶる。


「アーサー君、雪菜ちゃんに“青春”教えたってな~。」


「なっ!!!?」


「青春以前にやる事があるので…。」


「なんじゃ、つまらんのう。」



次、歳月に会ったら…取り敢えず〇〇〇を潰してやる(#^ω^)ピキピキ