【短】溺愛ショコラ





ジリジリと追い詰められた先に、私の背中は無情にも廊下の壁と接触。

そのことの意味は、私に逃げ場所は無くなったということだけ。


『何で無視すんの?こっちはかなり、傷ついたんだけど。』

「だって、……だだだって、恥ずかしいじゃないですか!」


逃げ場所を失ってピンチなはずの私だが、先生に喰らいつく勇気を最後に振り絞った。


『ふーん…で?』

「え?」

『何で茉子ちゃんは恥ずかしいのかなぁ~?』


かぁあああっ

先生の質問に、言わずもがな、赤くなる私。

ニヤついた先生は、ビジネスオネェ仕様のスマイルで、フフン♪とでも言いそうだ。


「先生のせいじゃないですかっ!」

『人のせいにするなんて悪い子♪』

「~~~っ///」


ダメだ。私のヒヨッコなショボパンチじゃ、このラスボスは倒せない。

何を言っても効かない。むしろ言うほどこっちがダメージを負うなんて。

私は完全に戦うステージを間違えた。