「あの…私が変な勘違いをしたから…ですか?」
『うーん…それもあるけど、違うな。』
「っ!?」
もう一つの思い当たる原因を言ってみても当たらなかった。
さすが先生。簡単に解けない…意外と難問だ。
「もしかして…どら焼き、ダメでした?」
『不正解。』
「そんな…!」
何なんだ。
これじゃなきゃ、いったい何なんだ。
先生は一体、何に不満を持っているのか、私にはさっぱりと分からなかった。
「…新作の件が嫌とか?」
『ブブー。』
仕事のことでもないらしい。
全然わからない。
今日の私の失態じゃないとか?もしかして、前々から先生は私に不満が?
それが今日、一気に爆発しちゃったのだろうか?――ぁあ、そう考えてみると、心当たりがありすぎて、今日中に答え合わせするのは無理だ。

