でも言えば、俺だって同じだった。
今、俺はとんでもない数の男子から
睨まれていることだろう。
隣の彼女は気づいていないけど。
「いや、気にしないで。
もう少しで校門出るし。
それに多分ね、
お互い様だから、俺たち。」
「え?」
ほら、やっぱり分かってないんだ。
鈍感なのか。
クスッ
今の俺の笑いに
頭の上に倍の
?マークが増えたのがわかった。
「あはは、ごめんごめん。
とにかく、急ごうか。」
「? う、うん!」
この目から早く逃れるためにも
手を引っ張って走ろうと思ったけど、
下手なことはしたらいけない。
彼女に害が出ると困る、
素直にそう思ったからだった。
