海の花公園 -2人の場所-

愛side



「いただきます!」


1人でそう呟いて、朝ごはんを口に運ぶ。

テーブルの上には
シンプルな朝ごはんと、
1人分の小さなお弁当。



母が他界してもうすぐ2年。

父は顔も覚えていないくらい
小さい頃からいなかった。

生活はというと
母が密かに私に残してくれていた貯金と
代々から料亭を営んでいる
母方の祖父祖母から支えてもらっている。

今まで3人子どもを育ててきたのと
比べれば何てことない、
逆に嬉しいんだと言ってもらえて
私は改めて幸せだと思った。


引越しもできたけど、
この状況の中
友達と離れるのは嫌だったし、
中学と系列が一緒の高校に進めば
学費や入試が楽になるということで、
そのままマンションに一人暮らし中。


もう家事もだいぶ様になってきたものの、
やっぱりちょっと忙しい。