海の花公園 -2人の場所-

たぶんそういうのが
苦手なのかもしれない。


でも、すぐに真っ直ぐに顔をあげた。

負けないとでもいうように。


どんな子なんだろう。

素直にそう思った。

自分にしては珍しい、
他人に興味が湧くなんて。


視線に気づいたのか、
また目が合った。


改めて言う。

「よろしくね、日比野さん」


「あっ、う、うん!」



やっぱり、見たこと...

いや、そんなはずないか。


このはっきりしない疑問は
そのまま頭に染みついた。