しばらくきょとんとしていたけど、 まぁ、いいかっとでも言ったように、 彼女はふわりと笑った。 ん? この子どこかで…。 だけど、そんな疑問すぐに消えた。 「え、日比野さん後ろかよ~ 見れないじゃん、残念~」 「しかも南の横か」 「俺後ろ向いときたい」 クラスの男子が あちこちでぼやいている。 それが聞こえているのか、 彼女は少し顔を俯けて椅子に腰掛けた。