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ースーパー混んでて
思いのほか時間かかっちゃったよ~
家を出て早足であの場所へと向かう。
約束している訳じゃないけど
大体私たちがいるのは17時頃だった。
たぶんもう
習慣化されてるのかもしれない。
お互い行けない日は
メッセージまで送っているし...
それでもって、今日は
たくさん買い物しなきゃいけなくて
おまけに混んでて
今17:35。
微妙すぎる。
いつもなら
もうすぐ帰る時間帯。
メッセージ入ってないし、
たぶん行ってるはずなんだけど
帰ったかな...
やっぱり居てほしい...!
勢いよく
葉っぱの間を通り抜けた。
「...」
見渡すまでもなく、
すぐに誰もいないことがわかる。
「遅かったかぁ...」
力が抜けて
そのままベンチに腰をおろす。
ーガサッ
?
ぱっと顔を上げると、
南くんが息を切らして立っていた。
「よかった...、いた...」
走ってきたのか
少しきつそう。
「えっ何で?
帰ったんじゃ...」
「あ、いや、いきなり用事が出来てさ。
今来たんだ。」
そういいながら
はぁ~っと隣に座った。
「そうだったんだ。
私も買い物してたら
遅くなっちゃって...
ちょっと前に来たんだよ」
「それなら良かった。
あ、あとこれ。」
手渡されたのは、
紙パックのいちごオレ。
「?」
「翔がお礼だって。」
「え?
私お礼されるほどのことは
してないよ?!」
「ははは、ただ
あげたかったんだと思うよ。
貰っといて。」
「そ、そうなの?
じゃあお言葉に甘えて。」
「うん、明日でもいいのにね。
放課後買うとか
やっぱりあいつ変。」
楽しそうに笑いながらそういった。
「あ、そういえば、
中谷くんと南くんって
同じ中学だったの?」
「そうそう、第二 」
「あれ、第二中って
ちょっと掛かるよね?
南くん電車通 ?」
そう、第二中学校っていったら
ここから車で20分くらいかかる。
「いや、翔は電車通だけど
俺は徒歩だよ。
もともとこの町に
もう亡くなったけど
じいちゃんの家があったからね。
俺に残すとか言って
リフォームまでしちゃったから、
中学途中からこっちに
引っ越してきたんだ。
それから毎日バス通。」
「へ~、そうなんだ
リフォームってすごいね!」
「俺もびっくりした。
いきなりだったからね。
でも1人でいるには
少し広すぎるかな。」
「1人?」
1度頷いてそのまま続ける。
「うち、父さんは海外だし、
母さんは編集長で
あんまり帰ってこないんだよ。
だから、よく預けられてたんだ。
それで たまたま この場所を
見つけたってわけ。」
「それはご両親大変そうだね...
ご飯とかは?」
「ははは、まぁ、
好きでやってるんだし
大丈夫だよ。
ご飯は、自分で作る時もあるし
ねえさ...
あ、いや、何でもない
とにかく心配ないよ。」
いつもの笑顔でそう言われる。
途中何か口ごもった気がしたけど
すごく普通に流された。
本当に普通。
私が間違ったかなと思うくらいに。
ーまぁいいかな
「そっかぁ、
何かあったら言って!
私も手伝うから!」
「いやいや、それ俺のセリフだよ」
「...そうなの?」
「...そうだよ?」
「「......」」
しばらくの沈黙のあと
何だかおかしくて2人で笑う。
ー「...たのしいなぁ」
「うん、俺も」
ん?
横をみると
穏やかに笑っている
南くんと目が合う。
あれ、もしかして...
「...私 声 でてた?」
「...何のこと?」
「え?!」
声に出てなかっなら
なんで 俺も なんて言ったの?
え、なんで?!
頭を抱えている私とは逆に、
隣の南くんははくすくすと
必死で笑いをこらえている。
「...あ!え、ちょっと、
本当は聞こえてたの?!」
「あはは、がっつり」
一気に体中が熱くなる。
声に出てたのと
まんまと騙されたのと
笑われてるのとで
すっごく恥ずかしい。
「も、もーー!」
「いやー、ごめんごめん」
恥ずかしさでいっぱいの私は
彼の言った言葉を
よくよく考えずにいた。
とっても嬉しい言葉だったのだと
改めて知ったのは
家に帰りついてからのこと...。
ースーパー混んでて
思いのほか時間かかっちゃったよ~
家を出て早足であの場所へと向かう。
約束している訳じゃないけど
大体私たちがいるのは17時頃だった。
たぶんもう
習慣化されてるのかもしれない。
お互い行けない日は
メッセージまで送っているし...
それでもって、今日は
たくさん買い物しなきゃいけなくて
おまけに混んでて
今17:35。
微妙すぎる。
いつもなら
もうすぐ帰る時間帯。
メッセージ入ってないし、
たぶん行ってるはずなんだけど
帰ったかな...
やっぱり居てほしい...!
勢いよく
葉っぱの間を通り抜けた。
「...」
見渡すまでもなく、
すぐに誰もいないことがわかる。
「遅かったかぁ...」
力が抜けて
そのままベンチに腰をおろす。
ーガサッ
?
ぱっと顔を上げると、
南くんが息を切らして立っていた。
「よかった...、いた...」
走ってきたのか
少しきつそう。
「えっ何で?
帰ったんじゃ...」
「あ、いや、いきなり用事が出来てさ。
今来たんだ。」
そういいながら
はぁ~っと隣に座った。
「そうだったんだ。
私も買い物してたら
遅くなっちゃって...
ちょっと前に来たんだよ」
「それなら良かった。
あ、あとこれ。」
手渡されたのは、
紙パックのいちごオレ。
「?」
「翔がお礼だって。」
「え?
私お礼されるほどのことは
してないよ?!」
「ははは、ただ
あげたかったんだと思うよ。
貰っといて。」
「そ、そうなの?
じゃあお言葉に甘えて。」
「うん、明日でもいいのにね。
放課後買うとか
やっぱりあいつ変。」
楽しそうに笑いながらそういった。
「あ、そういえば、
中谷くんと南くんって
同じ中学だったの?」
「そうそう、第二 」
「あれ、第二中って
ちょっと掛かるよね?
南くん電車通 ?」
そう、第二中学校っていったら
ここから車で20分くらいかかる。
「いや、翔は電車通だけど
俺は徒歩だよ。
もともとこの町に
もう亡くなったけど
じいちゃんの家があったからね。
俺に残すとか言って
リフォームまでしちゃったから、
中学途中からこっちに
引っ越してきたんだ。
それから毎日バス通。」
「へ~、そうなんだ
リフォームってすごいね!」
「俺もびっくりした。
いきなりだったからね。
でも1人でいるには
少し広すぎるかな。」
「1人?」
1度頷いてそのまま続ける。
「うち、父さんは海外だし、
母さんは編集長で
あんまり帰ってこないんだよ。
だから、よく預けられてたんだ。
それで たまたま この場所を
見つけたってわけ。」
「それはご両親大変そうだね...
ご飯とかは?」
「ははは、まぁ、
好きでやってるんだし
大丈夫だよ。
ご飯は、自分で作る時もあるし
ねえさ...
あ、いや、何でもない
とにかく心配ないよ。」
いつもの笑顔でそう言われる。
途中何か口ごもった気がしたけど
すごく普通に流された。
本当に普通。
私が間違ったかなと思うくらいに。
ーまぁいいかな
「そっかぁ、
何かあったら言って!
私も手伝うから!」
「いやいや、それ俺のセリフだよ」
「...そうなの?」
「...そうだよ?」
「「......」」
しばらくの沈黙のあと
何だかおかしくて2人で笑う。
ー「...たのしいなぁ」
「うん、俺も」
ん?
横をみると
穏やかに笑っている
南くんと目が合う。
あれ、もしかして...
「...私 声 でてた?」
「...何のこと?」
「え?!」
声に出てなかっなら
なんで 俺も なんて言ったの?
え、なんで?!
頭を抱えている私とは逆に、
隣の南くんははくすくすと
必死で笑いをこらえている。
「...あ!え、ちょっと、
本当は聞こえてたの?!」
「あはは、がっつり」
一気に体中が熱くなる。
声に出てたのと
まんまと騙されたのと
笑われてるのとで
すっごく恥ずかしい。
「も、もーー!」
「いやー、ごめんごめん」
恥ずかしさでいっぱいの私は
彼の言った言葉を
よくよく考えずにいた。
とっても嬉しい言葉だったのだと
改めて知ったのは
家に帰りついてからのこと...。
