「...他に家の人は?」
「あ~、お父さんは
小さい時からいなくて...、
でもおじいちゃんとか、
身内はちゃんといたから。」
「...ずっと、1人だったの?」
「確かに1人の時は多かったかな。
今も一人暮らしだし。
その代わり、おばあちゃんとか
ご近所の奥さんとか
手伝ってくれるから、1人じゃないよ!」
「...そうだったんだ。」
「でもね!今日南くんが
教えてくれてほっとした。
私、ちゃんと泣けてたんだなって。
今まで泣けないなんて最低だって
思ってたから。ありがとう!」
私が笑顔でそういうのを見て、
南くんが静かに口を開いた。
「...辛かったな。」
