夏休み

転校して「かわいいね!」から始まって
友達になった つかさと茉莉花で、
夏休みの遊ぶ計画をたてようということで
私の家に遊びに来た。

『おじゃましまーす』

「いま家に誰もいないんだー。」

「あらまっ、舞ちゃん、彼氏とイチャイチャする予定でも?」

「つかさー(怒)デタラメ言わないで!」

「ごめんちゃい。」

「よく謝れました。あがってー」

『おじゃましまーす』




「おー、舞の部屋ひろーい!」

「そんなことないよー!普通だよー」

茉莉花が私の部屋を歩き回ってる。
なんか飼い始めたばっかりの犬みたいw
かわいい…

「でー?夏休みはどーする?」

「とりあえず近所的にあいつら誘うかー」

「んだなー」


ん??とりあえず??あいつら??
近所的?!

「ちょっと待って!あいつら??」

「あ、近所に男子が3人いるんだよね」

「男子!?」

「え?嫌だった??」

男子かぁ…
男子とはあまり話せないんだよね…
なんというか…落ち着かないし…

でも、2人が私の友達作りって言って
応援してくれてるし…

「うぅん!そんなことないよ!」

「ならいいんだけどぉー」

「じゃあ電話するよー?」

といって、茉莉花が電話をかける。
その間に私とつかさで話し合う。

「ねぇねぇ舞ー?」

「なぁにー?」

「あのね、変なこと言っていい?」

「はい…どうぞw」

「うち、3人の男子の中の1人にね、蒼(アオイ)いって言う人がいるんだけど、その人と付き合ってるんだ。」

「へー!!すごいじゃーーん!」

「あはは…でも、何も進展しなくてね。
まだ手も繋げてないんだ。」

「え!じゃあ応援するよ!お出掛けしたとき、その人の顔教えて!」

「ありがと舞ーーーーーー(泣)」

いいなぁ。恋愛かぁ。
恋愛なんてしたことないなー。
中学の時に男子とあまり話してないし、
女子とばっか遊んでたかも。

電話を切った茉莉花が戻ってきた。

「なになにー?なんの話??」

「あいつの話だよ…」

「あー蒼。」

「あれ?茉莉花は知っていたの?」

「そりゃ知ってるよー。告白もわたしが手伝ったんだから!えっへん!」

すごいなー2人は…。
それほど仲良かったのもそのせいか。
いいなぁ…恋愛…。
私もそんな思いしたいなぁ。

「あ、蒼の話はいいから!!どこにいく?」

「はいはいwほんと照れ屋だなー」

「うっさい!どこにいくん?」

んー…夏だから、花火?プール?海?
いや、海は遠いからやだな…
プールと花火で泊まりとかいいなぁ…
聞いてみようかな。

「ねぇね、お泊りとかどお?プールと花火しよーよ!プール2日行こー!」

『おーーーーー!!!』

「でもどこで泊まる?」

「うちでいいよ!」

「じゃあ舞の家でけってーい!」

わぁ…楽しみになってきた!!
高校生って楽しいーーー!

男子とは仲良くなれるかな??

でも、2人がいるなら大丈夫だよね。

「じゃあ明日の朝一プール!」

「各自水着持参!あ、着替えも!」

『はーーーーい!!』


ほんと楽しみ!
ワクワクして今日は寝れるかな…?