「月野君っていうの?よろしくね」



「えーかっこいい!」






ほらね、すごい人気。
隣の私にまで危害及んでいますよこれ。
てゆか、私の席なのに乗らないでよ、そこの女子




この人、学校の王子様みたいなのかな。
私が近づいていい相手じゃないや。



私は、静かに立ちあがって前の席の茜のところへと向かった。



「あ、茜....」



てゆうか、茜も男子に人気で近づけないんですけど


居る所ないよ




「どうしよう」



まだ、先生来ないみたいだし教室から出ようかな。