茜にお願いされて、私は人ごみの中に突っ込む

「す、すいません」




さすが高校生とゆうのもあってか、男の子が身長が高くて
掲示板が見えない。



それは、ほかの女の子も同じみたい。


「どうしよう」



「大丈夫?」




「...へ?」



上の方から少し低い声がした。




「見えないの?」



あ、男の人だ。


「あ、はい」



「名前は?」



「み、宮野ゆな...っていいます」



「わかった」


男の人は、掲示板に目を向けて私の名前を探している。


「あ、あったよ。A組だって」


あ、ここの高校はABCなんだ。

「あの、あと、友達の名前も見てもらっていいですか?」


「いいよ」