「...宮野、手伝うよ」


さすがに、一人でやらせるわけにはいかないし、班全員の責任だからな。
まぁ、二名ほど帰って行ったけど




「えっ...いいの?」





「うん。おれ、宮野の事置いて帰れないよ」





「.....なんで?」




「...なんでって.....」



なんでって、それくらい分かるだろ...
班全員の責任なんに、宮野に押しつけられないし、
それに、夜遅くなったら危ないだろ


女の子なんだし....





それに.....





って、何考えてんの俺




その間も、じっと俺をみてくる宮野に背を向けた



「...俺もわかんね。いいから、やろう!ここじゃ集中できないから図書室でいい?」



「...えっ、あ、うん!」



ほんとに、何考えてんだよ...


一瞬一緒に居たいとか思っちゃったじゃんか。