『……見つけた』



ブランコと滑り台しかない小さい小さい公園。


二人の小さな影が地面に映る





『……あめ…あげる。』





女の子は、瓶の中から緑色のあめを出す






そして、男の子の口に入れた





『………美味し。』





「………の………やの」






「…ん。」



「宮野」




「……っ」




「起きた?」



私、寝てたんだ…

ゆっくり体を起こしてあたりを見渡す。
もうすっかり夕日が現れていた。


「俺がもう全部書いたから大丈夫だよ」


「え!ご、ごめん。」



「気にしないで」