「うん?」
「………渡里に隠したままで良いのかよ?」

ん――。
そりゃあ…

「まあ、良くはない…とは思う…わない…」
「どっちだよ」
「…だって、別に。俺保護者の心境だし…」
「ふーん。まぁ俺は、お前が決めたことにとやかくゆーつもりねぇけど。一応ーお前の味方?だしさ」
「心の友よ!!」
「だ―――!!放せ気色悪い!!」

じゃれていたら不意に声がかかった。

「ちとせくん」
「ん?何?どした?」
「ごちそうさまでした」

きちんと手を合わせて言う。

「おー。美味しかった?」
「うん」

だいぶ俺になついてくれたみたいで、となりに座って俺の手で遊び始めた。