ここまで考えて、自分でも何を考えてるのかわからなくなってしまった。

ただ1つだけ言い切れることがあるとすれば、、俺は花田レイコが悪くもなんともないということを知っているから…だから、俺は花田レイコの味方だってことだ。




納得なんかしようがなくて、いくら俺が憤ったとしてもどうにかなる問題じゃない。

わかってる。
俺は無力だ。



…それでも、と思う。

無力なりに、何か出来ることがあるだろうか?




無いのなら、できることが見つけられるくらいの力を手にしよう。




ずっと全身を濡らし続けていたシャワーを止めた。
ちゃんと服を脱いで、一気に全身を洗う。

「よっしゃ!」

急に力が満ちてきて、叫びたくなって、叫んで、むせた。

「ゲホッ、ゴホッ」


つくづく、俺って間抜けなんだなあと思う。