「…ん」



まぶしい、ような気がする…

おかしいなあ、さっきベットに入ったばっかりの気もするんだけど。

ぼんやりと開いた瞼の隙間から、眩い光が差し込んだ。



マジかよ…?
眠れなかった、のか?俺。
そんなに、ショックだった…

いや、いいんだ。
あんなやつ、もう知らねーよ。




夏の日差しが、ちくちく刺さる。
光で体が痛くなるなんてことが、まさかあるなんて。

ううん、違うんだ…光が痛いんじゃねえ。
体が痛いワケじゃない。

わかってるんだけど、認めるもんか。
心が痛いなんてこと。





俺は半分眠っていた脳を動かして、窓の外を見た。


明るい。
ウザいくらい明るい。
俺と対極かよってくらいの明るさで、哀しくなった。


あの日店長にもらったひまわりは、今でも元気。
大きな花を咲かせて見せてくれる。

それから、時計を見た。
長い針が11、短い針がほぼ7。

ってことは…


「え…えええええええ!?もう7時かよ!!」