遠くからまとめて眺めると、凄い威力…というか、綺麗だった。
毎日見てるといい加減慣れてしまう景色だけど、それでも綺麗なもんは綺麗で。
それは俺も認めてる。
「ちとせ、毎晩こんなにキレイなの見てるの!?羨ましいなぁ!!」
「いーだろー」
「あ、なんかムカつくー!」
なんじゃそりゃ。
ガックリきたとき、急にいい考えが浮かんだ。
夜景でごまかしちゃえ、みたいな?
美佐が夢中な間に、部屋の葵のものを片付けようと思った。
「もうちょっと見てて。部屋ザッと片してくるから」
「うん、わかった」
よっしゃ。
小走りに家へ向かって、鍵を開けた。
ドアを後ろ手に閉めたあと、玄関の明かりを付けて靴を脱ぎ捨て、まずはリビングへ。
「やっべ…コレな…」
美佐に突っ込まれなかったのが疑問で仕方ない、スーパーの袋と同じ手にぶらさがった大きな紙袋。
中には葵の服がかなり大量に入っている。
「…スーパーの袋より、先にこっちが目につかないか…?」
ま、おかげで助かったけどさ。
シワにならないよう、ワンピース類はハンガーにかけてクローゼットへ。残りは大まかにたたんでチェストへ入れた。
その後、洗面所の歯ブラシと食器棚のマグカップ、洗濯して干したままだった下着類、その他『女の子』のものをしまって部屋を見渡した。
「同居人がいる感じは…しないよな?」
毎日見てるといい加減慣れてしまう景色だけど、それでも綺麗なもんは綺麗で。
それは俺も認めてる。
「ちとせ、毎晩こんなにキレイなの見てるの!?羨ましいなぁ!!」
「いーだろー」
「あ、なんかムカつくー!」
なんじゃそりゃ。
ガックリきたとき、急にいい考えが浮かんだ。
夜景でごまかしちゃえ、みたいな?
美佐が夢中な間に、部屋の葵のものを片付けようと思った。
「もうちょっと見てて。部屋ザッと片してくるから」
「うん、わかった」
よっしゃ。
小走りに家へ向かって、鍵を開けた。
ドアを後ろ手に閉めたあと、玄関の明かりを付けて靴を脱ぎ捨て、まずはリビングへ。
「やっべ…コレな…」
美佐に突っ込まれなかったのが疑問で仕方ない、スーパーの袋と同じ手にぶらさがった大きな紙袋。
中には葵の服がかなり大量に入っている。
「…スーパーの袋より、先にこっちが目につかないか…?」
ま、おかげで助かったけどさ。
シワにならないよう、ワンピース類はハンガーにかけてクローゼットへ。残りは大まかにたたんでチェストへ入れた。
その後、洗面所の歯ブラシと食器棚のマグカップ、洗濯して干したままだった下着類、その他『女の子』のものをしまって部屋を見渡した。
「同居人がいる感じは…しないよな?」

