同じクラスの、西屋健太郎。
クラスの人気者。
給食時間に、牛乳瓶が割れて牛乳が足りなくなった私に、牛乳を差し出してくれたのが健太郎だった。
その優しさに私は、恋におちた。

引越ししてきてから初めて触れた男の子の優しさ

ライバルが現れても、からかわれても気持ちは変わらなかった。

健太郎には、ラブレターを

何度か渡したりもした。

クラスの子達にからかわれても
ラブレターを破られても私は健太郎が好きで。

その気持ちは、お互いの両親にもバレていて、

「まだ好きなの?!」なんて言われたり

「大きくなったらお嫁さんにおいで」
と言われたり。

それだけでも嬉しくて・・・

多分、健太郎はそれが嫌だったはず。