一緒に居ることで‘期待持たせても悪い’

振られてから数日。

そんなこと言いながらも

満更でもなさそうな。

連絡すれば一緒に居てくれた。

その距離で良かった。

気を使わせる気まずさとかも

一年経てばだんだん薄れてきて
以前よりもいい関係になれた気がしてた。

‘あわよくば’

‘もしかしたら’

なんて・・・

そんなこと思っているのは私だけだった。

彼は前を向いていた。

彼女を紹介されて

思い知らされたよね。
気付かされたよね。

彼に彼女が出来た今

あ、私もう東京にいなくてもいいかな。

そう思った。

ずっと頑固として、離れなかった東京。

仲間がいたから東京にいた。
彼に期待があったから居れた東京。

皆それぞれ相方と巡り会い会う時間が減った。

一気に寂しくなって。


新たな道への後押しになる出来事がこれだった。

前向きな風を。

新たな場所へ。


そう考えてた時に、両親の引越す話。

東京から埼玉。

「未幸も一人暮らししてもいいよ?」

・・・うん、それもいいかもしれない。

新しい土地で新しい風を探そう。

鹿児島?神戸?一層大阪?

んー。タイミングと言うのは

来る時は来るものだ。

流れに任せてみよう。


さて、どうしようか・・・。