私がこの学校に転入してからはや一週間が経とうとしていた。侑馬くんともすっかり仲良くなっていろいろな話題で盛り上がったりした。でも........、

(部活の返事まだ父さんと母さんに言えてないんだよなー。)

案内を終えて教室へ戻り際に少し返事は待ってと言ったら、侑馬くんは笑顔で待っとくよーと言ってくれた。

ものの........、

(....さすがにもう返事しなきゃいけないよね。)

最近は心臓もあまり痛くないし、普通に高校生活を遅れているわけだけど、

(絶対に反対されるな。)

という確信があった。医者からも一切のスポーツを禁止されてるけど、まあ、マネージャーくらいなら許してもらえるかなーなんて思っちゃったり。

(はぁ、もうこの際断っとけばよかったなー。でも荒井くんがあまりにもイケメンな顔で頼んでくるから........。)

はぁ、とため息をついていると、目の前にクラスメイトの子が一人。

「白石さん!ご飯一緒に食べない?」