「............ねえ、あなた。」

「ん?どうした?」

「胡蝶に............あのこと言った?」

「....いや、まだ言ってない。どんどん悪くなっていってるんだろ?胡蝶の体。」

「ええ。お医者さんも、そろそろ入院を考えた方がいいんじゃないかって。いつ倒れてもおかしくないってッ!」

「おい、落ち着け。一番辛いのは胡蝶なんだ。胡蝶が泣いてないないのに俺たちが泣いてどうする?それより自分たちのできることをするんだ。」

「............ごめんなさい。そうよね。笑ってあげなきゃね。」

「ああ。」