ああ、もう何回驚いたら気が済むんだろう。

「........菅谷 洸樹先輩。」

友里子が言ってた人だ。ホントに綺麗な顔。少し焼けてて、スタイルいい。
菅谷先輩は、そっと私に顔を近づけて耳打ちした。

「............何かあったらまた相談乗るから。」

そして菅谷先輩は静かにさっていった。

(何だったんだろう?いきなり抱きしめられて........どうしてここまでしてくれるのかわからない。)


あまりにも色んなことがありすぎたせいか少し頭痛がする。私は考えるのをやめて、そそくさとその場を後にした。