放課後、私は親に連れられて近くにある総合病院に行った。検査の結果、今のところは大丈夫だと言われたが、そろそろ入院を考えた方がいいといわれた。
(まだ、友達できたばっかなのに........。)
心臓をギュッと抑える。父さんと母さんは焦って私に駆け寄ってきた。
「大丈夫!?胡蝶!?」
(これは違う。痛いんじゃない。)
「大丈夫!今のは全然痛いとかそんなんじゃなくて、恋煩い的な?」
私は笑って答えた。
(あ、そうだった。あのこと言わなきゃ。)
ふと思い出し、母さんと父さんに言ってみる。
「....あのね、相談なんだけどね、私、部活のマネージャーやりたいなって思ってるの。」
父さんと母さんには驚いた顔で私を見つめた。
「心臓が悪いことも、運動することもできないことはわかってる。でも、たくさん思い出作りたいんだ。たくさん私の思い出を残したい。だめ、かな?」
明らかに戸惑った様子の父さんと母さんだったけど、さきに父さんが口を開いた。
「あんまり激しい運動はするなよ。」
「あなた!?」
母さんがありえないという顔で父さんを見た。
「胡蝶にだって自分の事を決める権利があるはずだよ。」
「でも........。」
「胡蝶、友達できたか?」
父さんに優しい声で聞かれ、思わず目に涙を浮かべる。
「....ぅ....ん........うん!2人、できた。友達」
父さんはニッコリと笑った。
「自分の思う道に進みなさい。」
「はあ、仕方ないわね。絶対に無理しちゃダメよ?」
「うん。」
(父さん、母さん、ありがと。大好き。)
(まだ、友達できたばっかなのに........。)
心臓をギュッと抑える。父さんと母さんは焦って私に駆け寄ってきた。
「大丈夫!?胡蝶!?」
(これは違う。痛いんじゃない。)
「大丈夫!今のは全然痛いとかそんなんじゃなくて、恋煩い的な?」
私は笑って答えた。
(あ、そうだった。あのこと言わなきゃ。)
ふと思い出し、母さんと父さんに言ってみる。
「....あのね、相談なんだけどね、私、部活のマネージャーやりたいなって思ってるの。」
父さんと母さんには驚いた顔で私を見つめた。
「心臓が悪いことも、運動することもできないことはわかってる。でも、たくさん思い出作りたいんだ。たくさん私の思い出を残したい。だめ、かな?」
明らかに戸惑った様子の父さんと母さんだったけど、さきに父さんが口を開いた。
「あんまり激しい運動はするなよ。」
「あなた!?」
母さんがありえないという顔で父さんを見た。
「胡蝶にだって自分の事を決める権利があるはずだよ。」
「でも........。」
「胡蝶、友達できたか?」
父さんに優しい声で聞かれ、思わず目に涙を浮かべる。
「....ぅ....ん........うん!2人、できた。友達」
父さんはニッコリと笑った。
「自分の思う道に進みなさい。」
「はあ、仕方ないわね。絶対に無理しちゃダメよ?」
「うん。」
(父さん、母さん、ありがと。大好き。)
