恋の三角関係

『じゃあさっそく体育館へ行きますので、1組から着いて来てください。』
見た感じあんまりカッコいい人いないなぁー。ってか、地味な男子多過ぎだよ。はぁ、せっかくいい出会いを期待していたのに、、!

『新入生の皆さん入学おめでとうございます、!』明るい校長先生だなー。

やっと、校長先生の気合いたっぷりのあいさつは終わり次は、みんなそれぞれのクラスへ移動するため、担任の先生を先頭に各教室へと、誘導された。

『皆さん、入学おめでとうございます。僕は今年このクラスの担任となりました渡辺正哉と言います。皆さんの担任になるのも何かの縁でしょう。僕は国語担当なので、国語で分からない事があれば、どんどん聞いて来てください。』
結構ルックスのいい先生だなー。こんな人が同級生だったらいいのになぁ。まっ、新しい学校生活をエンジョイするとしますかっ!
キーンコーンカーンコーン。
『では、今から休憩時間です。それぞれ待機しておいてくださーい。』
はぁ。やっと終わった、待機って何もする事ないしなー。
『おはよう。アタシは杏奈よろしくね?名前何て言うの?』『あっ、私はまりだよ。話しかけて来てくれてありがとー‼私暇してたんだ。』『アタシも!でも、アタシって一人で居ることがあんまり好きじゃないから、話しかけたんだー。えへへ。』可愛らしい子だなー。『そうだよね。ってか、杏奈ちゃんってさっき何処に座ってたの?』『あっ、アタシはまりちゃんの後ろの後ろだよ!アタシの周り男子しか居なかったから、話しかける人がいなかったんだ。』『そっか、そっか。』
キーンコーンカーンコーン。
『あっ!チャイム鳴っちゃった、アタシ戻るね?』『うん!』


キーンコーンカーンコーン。
『はい。今日はこれで終了しまーす。皆さん気をつけて帰ってくださいねー。』
私達はみんなそれぞれ配布物をカバンにしまいそれぞれ教室から出ていく。その時杏奈ちゃんがやって来た。
『まりちゃんって何処に住んでるの?』
『私は、山本駅の近くに住んでるよ?』
『あっ!アタシもその近くに住んでるの!アタシ実は最近そこに引っ越して来たばかりだから、まりちゃんはきっと分からなかっただろうね。』
『そうだったんだ。じゃ一緒に帰る?』
『もちろん‼一緒に帰ろー。なんか、近くに住んでるのってすごい偶然だね!』
『そうだね。ってか、もう私達だけじゃん(笑)』『アハハ!ほんとだー!帰ろっか。』
私達は飽きずにずっと話してたら、いつのまにか、山本駅に着いてしまい、そのまま別れて各自家に帰った。

『はぁー。疲れた、まぁ、気が合う友達が出来て一安心。』