「え?」

雄也先輩がなにいってるかわからなかった

「昔のお前はすごく素直で

一途に晴香をおもってた。

あいつが引っ越したって言って

すごくかなしかっただろ?」

「それは昔の話でっ今は本当に…」

「じゃあなんでここにいるんだ?」

「え。」

あたしは周りをみた

家とは反対方向にいて

しかもあのふたりの待ち合わせ付近だった

「体は正直っていうもんな。」

あたし、好きなの?

晴香くんが好きなの?

あんなに変わってしまってたのに?

「お前が晴香と離れてから」