あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。






 食堂に入ると、もうメイドさんや執事がズラリと揃っていて、奥のほうにはクコの姿も見える。


 起きた時にクコと会っていないから、きっと気を利かせてあたしたちを部屋にふたりきりにしたのだろう。


 彼女は白い頬を赤く紅潮させ、つぶらな瞳をキラキラと輝かせている。


『どうだったんですか!?』


 って、顔にかいてある。


 なにもありませんから!


 ちょっと恥ずかしいことしちゃったけど……。


 クコに苦笑いを向け、先に入っていってしまったカカオの背中を追おうとする。


 そのとき。



〈まお━━━っ!!〉

「ぐえっ」



 腹部に強烈な衝撃を受け、あたしはよろめいた。