あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。






「……なにを悶絶している?」

「っ! な、な、な、なんでもない! 気にしないで!」



 恥ずかしさで死にそうなんて……絶対言えない!


 カカオはカカオでキョトンとしていて、気にも止めてない感じだし。


 それがさらに恥ずかしかった。


 恥ずかしがってるの、あたしだけ……!



「それより、あたしそんなに寝てたの?」



 しばらく悶絶したあたしは、ようやくそんなことを口にする。


 カカオはコキコキと首を鳴らすと、服のシワを整える。



「あぁ、ぐっすりだった。 もう、夕食の時間になるだろう」



訓練は朝ご飯の後に始めて、ティータイムくらいまでやっていたことは覚えている。


 そんなに寝てたの?


 けれど、しっかりと寝たおかげか、身体はもうダルくはなかった。