「っ!」
突然、部屋の電気がつき、視界が奪われる。
突然のことに、目が眩んでしまい、チカチカした。
「こうしてふたりそろって忍び込むようなマネをするなんて……。 よっぽどのことがありまして?」
少し黒の混ざった微笑みを浮かべる彼女は、どこかいつもと違っているように見える。
一言言ってやろうと、前に出た時、カカオがあたしと姫の間に入った。
「話がある」
「それなら、わたくしからもございますわ」
「それはよかった」
「こちらに座ってお話いたしませんこと?」
「…………」
姫が自ら何故か王座の前に置かれていた椅子を引いて進めるが、カカオは近寄ろうともしない。
「……そうですか」
わざとらしく、視線を下に落とした姫は、扇を懐から取りだし顔を隠した。
「それでしたら、お話はそちらからしてもらってもよろしくて?」
「……ああ」
カカオは、頷くと低い声で話しはじめた。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

