あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。





「っ!」



 突然、部屋の電気がつき、視界が奪われる。


 突然のことに、目が眩んでしまい、チカチカした。


 
「こうしてふたりそろって忍び込むようなマネをするなんて……。 よっぽどのことがありまして?」



 少し黒の混ざった微笑みを浮かべる彼女は、どこかいつもと違っているように見える。


 一言言ってやろうと、前に出た時、カカオがあたしと姫の間に入った。



「話がある」

「それなら、わたくしからもございますわ」

「それはよかった」

「こちらに座ってお話いたしませんこと?」

「…………」



 姫が自ら何故か王座の前に置かれていた椅子を引いて進めるが、カカオは近寄ろうともしない。



「……そうですか」



 わざとらしく、視線を下に落とした姫は、扇を懐から取りだし顔を隠した。



「それでしたら、お話はそちらからしてもらってもよろしくて?」

「……ああ」



 カカオは、頷くと低い声で話しはじめた。