だけど……。
「ここもムリ!」
どこへ進んでも、先が見えない。
手を伸ばしても、すり抜けてしまう。
「どうしよう……」
もしかして、あたしは現実では意識不明とか?
……結界張ったから、魔力を使い切っちゃったのかも。
うおおお。
どうしよう、どうしたら目覚めるのさ、あたし!
自分が一番わからないよぉー!!
うわあああっ!
頭を抱えて丸くなったとき、またあの声がした。
『まお……』
「っ……!」
この声は、大好きなあなたの声。
とたんに愛しさとどうしようもない懐かしさで胸が満たされる。
ああ、そうだ。
あたしは、帰らないといけない。
みんなが待っているもとへ……。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

