あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。








 そのとき突然、前触れもなく部屋のドアが開いた。



「誰?」



 もしかして、シュガーかな。


 けれど、そんな想像は簡単に裏切られた。



「俺だ」



 久しぶりに聞いた、あなたの声。


 その声は、耳の奥まで染み渡って、トクンと心臓が音を立てた。



「寒くないか」

「大丈夫よ、そろそろ寝ようと思っていたし」



 そういってあたしは、魔法をかけられた窓に命令すると、窓は自然と閉まった。



「そんなときに押し入ってすまないな」

「別に迷惑だなんて思っていないよ。 久しぶりにカカオに会えて嬉しいし」



 あたしは自然と浮かんでいた笑顔を彼に向けた。


 そして、そのまま硬直してしまう。


 あたし、今爆弾発言した?


 カカオに会えて嬉しいとか……告白と一緒じゃん!