そのとき突然、前触れもなく部屋のドアが開いた。
「誰?」
もしかして、シュガーかな。
けれど、そんな想像は簡単に裏切られた。
「俺だ」
久しぶりに聞いた、あなたの声。
その声は、耳の奥まで染み渡って、トクンと心臓が音を立てた。
「寒くないか」
「大丈夫よ、そろそろ寝ようと思っていたし」
そういってあたしは、魔法をかけられた窓に命令すると、窓は自然と閉まった。
「そんなときに押し入ってすまないな」
「別に迷惑だなんて思っていないよ。 久しぶりにカカオに会えて嬉しいし」
あたしは自然と浮かんでいた笑顔を彼に向けた。
そして、そのまま硬直してしまう。
あたし、今爆弾発言した?
カカオに会えて嬉しいとか……告白と一緒じゃん!

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

