「それでは、やってみてくださいな。 わたくしは見守ることとします。 どっちにしろ、もう時間の問題かもしれませんよ? もう結婚の手はずは整っていますもの」
「あ、待って!」
姫の姿がスゥ……と夕暮れの空に消えていく。
そして、そこには誰もいなかった。
姫?
確かにそこにいたのに……。
姫は、実体じゃなかったってこと?
誰かが、何か魔法でも使ったのかな。
でも、姫はオスガリアの姫で、魔法は使えない。
さっき、ウェズリアに知り合いがいると言っていた……。
誰か、ウェズリアに密偵が……?
ゾクリと、イヤな予感がまた背筋を撫でた。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

