「ただちに魔術師、研究員たちを、あの部屋に呼べ。 俺も後から行く」 「かしこまりました、すぐにお知らせいたします。 それまで王子はどうなさいますか」 「しばらくこの者を城を案内しようと思う」 「承知しました」 彼女は頭を上げると、右手を上げた。 すると、並んでいたメイドたちが顔を上げて一糸乱れぬ動きでその場から立ち去った。 それを見て、数人の侍女を従え、彼女もその場を後にする。 ……やはりこの方は、メイド長なんだな。 あたしは一人で納得。