それから俺とシュガーは、城の図書館を会議場とした。
今、俺の部屋はまおの隣の部屋で使用人たちがたくさんいるし、城のすみにあり、静かな場所といえばここしかなかったからだ。
ここに来る前、城のメイドに、まおが倒れた日になにをしていたのか、聞いて回った。
唯一の手がかりとなったのは、まだ新入りの掃除を仕事としているメイドの証言。
『夕方ごろでした。 私、メイド長に呼び出されていたんですが……ちょっと道に迷っちゃいまして……。 城の中をうろついていたんです。 そのとき、まお様が中庭の方に向かっていくのが見えて……』
『中庭に……? まおは確かに訓練は中庭でするが……夕方にはいつも訓練をやめているはずだ』
『……どうしてかは、わかりません。 ですが、何かに導かれているようでした』
『導かれている?』
『ええ。 フラフラ~っと、中庭に吸い込まれるようにしてまお様は行ってしまいました。 確か、『あなたは、誰?』とか、呟いていたような……。 でも、そのあとすぐに目の色を変えて、中庭の方に駆けていったので、まお様だし大丈夫だろうなと思って……』
『…………そうか』
『申し訳ございませんでした……! 私、私……‼︎ まお様なら大丈夫だろうなんて、思ってそのまま一人にしてしまって……!』
『君のせいじゃない。 大丈夫だ、教えてくれてありがとう』

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

