あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。






「それはお前もだそ、王子」

「なに!?」



 思わず乱暴に返してしまう。


 もちろん、言ったのはまおに寄りそうシュガーだった。


 彼は、厳しい視線を向ける。


 
「お前だって、どうしたらウェズリアを守れるのか、ひとりで抱え込んでいる」

「…………」



 なにも、言い返せなかった。


 シュガーの金の目が、あまりにも鋭く、核心をついてしまったからだ。


 
「……まおはいつも、王子のことを考えていた。 どうしたら、いつも国のために働きっぱなしの王子に楽をさせられるのかと」



 まおがそんなことを……?



「お前らは、似たもの同士だな」



 シュガーは、まおの顔を見つめ、その黒い手でまおの頬をゆるりと撫でた。