「平和協定を結ぶのは、お主の返答次第だ。 待っておるぞ」
王も高笑いをすると、数人の侍女を従えて出て行った。
俺はまた、取り残される。
……俺、一応客人だよな……。
誰もいないし、なにもなさそうなので、俺は勝手に帰ることにした。
門を出てから、ボルトを元の大きさに戻す。
小さい身体がイヤだったのか、ボルトは大きく身震いをして、腹のあたりを鼻先で何度も擦った。
そして、金の瞳で俺を見つめる。
〈いいのか、カカオよ。 このままでは、相手の思うツボだぞ〉
ブルルルと、鼻を鳴らすボルトは、俺の脳に直接話しかけてくる。
「それは、わかっている。 わかっているが……」

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

