あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。






 そして、大きな広間に通された。



「ここでしばらくお待ちください」



 そういって、召し使いは下がって行った。


 俺はひとり、ぽつんと部屋に取り残される。


 あっちが呼んだくせに、部屋にいないとか……どうなってるんだ。


 俺は、また眉をひそめる。


 この部屋は、それほど豪華ではなく、どちらかというと、落ち着く感じの雰囲気だ。


 長いテーブルにいくつもの椅子が並び、大きな窓はカーテンで外から見えないようにされていた。


 本当なら、外の光を取り込めればいいのに。


 カーテンを開けても光が入ってこないからせめてその景観を見なくて済むように閉めている、といったところか。