「本当に、ありがとうございました……」
「いいのよ。 それより、クレアちゃん。 私は“傷口を塞いだだけ”だから、蓄積したダメージとか痛みは回復したわけじゃないの。 だから、まだ絶対安静にしてて」
クレアはクコが念入りに包帯を巻いた肩をしばらく様子を見ていたようだけど……クコの言葉に従うことになった。
ん~……それでも、この戦場にいることは変わりないし、それに魔力ももう切れそうだから、今度こそ自分の身を守れないかもしれない。
あ! そーだ!
こーすりゃいいじゃん!
「クレア、ちょっとそこに立ってみて」
「? はい」
不思議そうな顔をするクレアは、首を傾げながら指定した場所に立つ。
よーし。
あたしは両手を前に突き出した。
途端に紫色に光る魔方陣が現れる。
「え? なにを!?」
クレアは目を見張った。
あたしはそれでも怯まずに、魔方陣を発動させた。
辺りに光が充満する。
そして、ようやく目が光に慣れてくる。
「これ……」
「そ! 防御結界だよ!」
「防御、結界?」
あたしはクレアにピースサインを突きつけた。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

