あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。




「これっ……」


あたしが任務の時に着る軍服みたいにも見えるけど、これもカカオと同じように運動向きじゃなくて、正装のようだ。


それに、カカオより豪華なような……?



「サイズは合っているか」

「う、うん。 合っているけど……」

「ならよかった」

「ちょっと待って。 本当に訳がわからない……」


一人で話を進めないで……。



「クコに用意してもらってあったのだが、お前が着替えてこなかったからな。 俺が着替えさせた」

「だって、こんな服あったなんて知らないし!」


こんなあの某アニメの魔法少女みたいな着替えさせ方……。



「それに、本当に何があるのか言って!」



装飾が重くて動きづらい。


叫ぶのも一苦労……。


すると、ようやくカカオはこちらを向いた。



「新たな王国の門出を祝う祭事だ」

「祭事……?」

「ウェズリアには、新たな魔女が現れるたびに、祭事を行う。魔女が現れることで新たな時代になるといった慣習があるからな。 今日は国民に魔女の存在を知らせること、また魔女の正式な任命式……といったところか」

「に、任命式……?」



国民に魔女の存在を知らせるって……。




「今日の主役はまおだ」