次の瞬間、アルバートは薄く微笑したのを、あたしは見逃さなかった。
「王子」
「なんだ」
「我々クライヴの森のヴァンパイアも、ウェズリアを守るために戦争に参戦させていただけないでしょうか」
「……なに?」
「ヴァンパイアの筋力は、十歳の少女でさえ、成人男性の数倍に匹敵する。 力仕事は任せてください」
こっわ!
ヴァンパイア、どれだけ怪力なの!?
てか、あたしより幼い子でも成人男性の数倍の力に匹敵するほどの筋力を持ってるなんて……アルバートはもっとすごいってこと?
この前、顎を掴まれたのなんて何百分の一の力だったのだろう。
ちょっと力入れたら、あたしの顎粉々になってた……。
ゾクリと、背筋が寒くなった。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

