幸せのイス


せっかく、美味しいごはんをたべるのにな。
そんな、しかめっつらじゃ、おいしくないよ。

ぼくは、ただのイスだ。

話しかけても、気付く人はほとんどいないんだ。

でも、ぼくは話し続けるよ。

ぼくに座った人に、座っている間だけでも、幸せな時間を過ごして欲しいから。