「ベアトリーチェ!!どうしたんだその格好は!」

息を切らした彼女は、俺の顔を見て安堵したようにボロボロと涙を零した



「よ、良かった…、まだあの人は来てないのですね」



「あの人!?そんなことより、頰の痣はどうしたんだい?!
誰にやられた?君にそんなひどいことをするなんて…!!」

「私のことはどうでもいいんです!!
どうか、どうか逃げてください!
あの人が来る前に…」


「ベアトリーチェ」