今日も快晴



でも、何故だろう


いつもより綺麗な空に見えるんだ。



それはきっと…


「マリア」


隣に、愛しい君がいるから



俺とマリアを囲むたくさんの花々は、朝露が日光を反射して、キラキラ輝いている。



花びらが風に舞った。


俺はマリアの肩を抱いた。


マリアは柔らかく微笑み、頭を俺の胸にもたれる。


正直、今日マリアとここに来てからずっと心臓が高鳴ってうるさい。



ベアトリーチェの顔がふっと思い浮かんだ。



俺とマリアを応援してくれる、優しいベアトリーチェ。



ベアトリーチェの顔を、声を、匂いを思い出し、それに勇気づけられるように、マリアへ俺が一番伝えたいことを言おうと口を開いた。




「マリア…」