禁忌の翼


白く、ゆったりとした服に金の装飾が施され、キラキラ光る金髪と透き通るような碧眼の、幼い少年…


背には彼の身の丈もある大きな翼が生えている。



綺麗……




私はその天使の美しさに見惚れてしまう。


天使はそんな私に、



『神様を呼んで、何を願いたいの?』


と、にこやかに尋ねた。



「えっ、…とあの…」


不意の質問に戸惑ってしまう。



天使というのは、本当にいたのか



そんな感動的な気持ちでいっぱいの心を、一瞬にして先ほどの絶望的な気持ちに戻された気分



「……………私は、私がどうすれば、自身にとってより良い結果を得ることができるか、知りたいのです」


『より良い結果?
君にとって一番いい結果ってこと?

それは何?』


「え…」


私にとって一番いい結果?


それは………