禁忌の翼



『神様じゃなくて天使ならいるよ』



小さな男の子の声が聞こえた。


耳から音声を聞く、と言うより、頭に直接響くような感じ……


「何…?」


あたりを見渡してみるが、誰もいない。



『ここだよ』


今度は頭からでなく、耳から…上の方から声が聞こえた。



見上げるとそこには……



白い………



天使がいた。