Black★Prince







数人の使用人らしき人が一斉に頭を下げる











私と優香はあまりにも現実離れした光景に口をポカーンとあけ、何とも間抜けな顔になっている













「ただいま。さっそくだけど、この子たちにドレスを」

















「かしこまりました」




















パーティー用のドレスを持っていない私たちは、新城君に借りることになっていた























「では、こちらへ」

























私と優香はドレスに着替えるため、衣装室へと通された



















「なんかドキドキするね…」












優香が苦笑いを浮かべながら言った

















「うん…」















緊張しながらもされるがまま、ドレスに着替え、髪もセットしてもらい、お化粧までしてもらった