カクレンボ

「いきなりで申し訳ありませんー」

「やめてよっ!!」

隣の穂香ちゃんが叫んだ。

皆…本気なの?

「移動校はこちらで手配してますー
速やかに移るようにしてー…」

ジョークとかだったら良いのに…

「受験は?!どうすりゃいいんだよ!」

荒れた口調でそう言ったのは和也。

「えー、こちらでやりくりしました故
気にしないでくだ…「気にするよ!」

水城が叫んだ。珍しく大声で。

私達高校三年生は今年卒業。
卒業すらできないなんて…嫌だ。
思い出いっぱいの三年間をすぐに
捨てられたりするの?

…そんな簡単なことできない。
もう3月だよ?卒業させてよ……!

「…ぅして」

水城が呟く。

「どうして廃校にしちゃうのよ!
何もこんないきなりな事ないじゃない」

とうとう叫んだ。

「そうだ!理由教えろー!」

生徒達が怒り始める。

「えー、誠に申し訳ないのですが
それは伏せておきー「なんで?」

皆思っていることは同じ。