2年前の今日…ピアノが大好きな蓮くんとお別れした日。
その日の朝、蓮くんは私にあるものをくれた。
それは…蓮くんの好きな色 水色のペンだった。
『僕、あかりちゃんがそれを使い切るまでに絶対戻ってくるから…待っててくれる?』
『うん…待っとく。』

2年後…私はカレンダーを見つめてケータイの画面を眺めていた。
すると、チャイムが鳴った。